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【ギャーギャーズ】「Rebuild」への想い。

2019.05.30 Thu

ブログを書くのにあたって、ギャーギャーズの去年出したミニアルバム「Super UFO!!」を改めて聴いている。
本当に良い。
レコーディング中は、“Super UFO!!”のサビのキャッチーさをずっと探していた。“ゴーブラザー”はこのアルバムで僕が一番好きな曲だ。
“最終旅行”でギャーギャーズのいびつさもしっかりだして、“さざ波”はライブの評判も高い。
“映画を観た日”は名バラードで色んな尊敬する人に褒められた曲で、“スポットライト”の最後一行《会いたい気持ちだけで生きている》で、
このアルバムを終わるのが僕がこだわったところ。

名盤である。

ただこの1枚は本当に僕の反省の塊だ。とんだ辛酸をなめることに。

さかのぼって。

僕はギャーギャーズとは自分のバンド時代から合わせると結構長い付き合いで色々書くことはあるのだがここは割愛。
とにかくいつも対バンしては負けてた先輩。
僕はギャーギャーズは本当に良いのに売れないなぁとずっと思っていた。
僕がギャーギャーズと対バンするときはいつもパンクバンドが集まっていてその中でもギャーギャーズだけはずっと異質だった。
僕らが戦ってる武器の『熱量』は言わずもがな半端なく、そして泣ける『哀愁』もある。
ただこの武器を持ち合って僕らのシーンは戦っていたのに、ギャーギャーズだけそれに加えて『踊れる』『笑える』までも持ってる。
僕は全部持ってるギャーギャーズが羨ましかった。
こんなん絶対売れるやんって思っていた。

ただ売れていない。
僕の分析の売れない理由は計画性がないからだなと思っていた。

2018年2月に大阪アメリカ村KING COBRAで対バンした。
その日もギャーギャーズは強かった。
僕は蛭田さんに言ってみた。「ギャーギャーズは真っすぐすぎです。」(本当は違う言葉でした。意味は一緒。)と。
そしたら蛭田さんが「(その件)江口君一回今度話そうや!」って耳を貸してくれた。
そこからリリースとかの話をチラついたのかな?覚えてない。

僕は楽勝だと思っていた。
ギャーギャーズはめちゃくちゃいいけど売れないのは、活動をしっかり正すだけで売れると思っていた。

2018年4月。
蛭田さんの家でメンバー全員と僕が初めて集まって会議をした。
elevatormusicに移籍しアルバムをリリースする決起集会的なやつ。

以前所属していたエキセントリックレコーズのはいからさんには蛭田さんが連絡すると言ってくれた。
はいからさんは快く引き受けてくれた。
ギャーギャーズは売れると思いリリースしようと思った者通し僕はすごくシンパシーを感じる。
会ったら緊張する人。だけど一度、一緒に女子高生に人気のタピオカジュースなんかも飲んでみたい。
そしてそのタピオカジュースについてのお話しがしたい。
周りからみると凄い光景だろうが。

話し戻って、そこからはレコーディング、リリースの話に。
一枚出しただけでいきなり売れるなんてことはまぁない。
僕はずっと2枚目の話をしていた。
だから今作(Super UFO!!)はガラッと今までのギャーギャーズを変えるのをテーマでやろうとしてた。
そして次の2枚目に繋げようと。

レコーディングに入り、僕は基本全部バンドに任せていた。
今までのギャーギャーズ通り蛭田さんが曲を作ってメンバー全員でアレンジして作る。
ジャケットも蛭田さんが考える。
MVはナオヤくんとよくいっしょに撮ってたからそれも任せる。今までのギャーギャーズの流れと同じ。

僕は事務作業をやっていた。あと解禁などもろもろベーシックな流れを作った。
でもギャーギャーズに足りなかったのはその計画性であってそれさえすればバッチリと思っていた。

そして1st mini album「Super UFO!!」リリース。
全国ツアーも周った。

結果。

「Super UFO!!」は前作同様ぐらいの反響。
正直レーベル移籍で何も変わらない結果に。
あまり広がらなかった。
本当に僕は世間を舐めていた。
ギャーギャーズは相変わらず素晴らしい。
確実に僕の努力不足だ。

僕は落ち込んだ。何も景色を変えれなかったことを。そして悩んだ。
「生まれ変わりましょ!」って僕のセリフはなんだったんだ。ペテン師だ。
けど月日は流れる。次の一手を打たないと沈んでしまう。
ギャーギャーズの次の作品のリリースに取り掛かる。

Super UFO!!を広められなかった反省を話してると、
蛭田さんに「なんでも言うたり、やろう思ったことやってくれ!」と言われた。

あぁ確かに躊躇はたくさんしたなぁと思った。
良いバンドほど何か内部をいじるのは本当にこわい。

でもSuper UFO!!でわかったことは、バンドの今後の責任感を背負わずにバンドを変えれるはずがないということ。
ギャーギャーズは変わろうとしている。何も変えれない僕。そして変わらない僕。
情けなかった。
ギャーギャーズが変わる前に僕が変わらないと。

そこから覚悟は出来た。ギャーギャーズが駄目になったら一緒に沈んでやろうと思った。

そして現在に話が戻って。
今作の制作に取り掛かる。
楽曲は嘘をつきたくない。ギャーギャーズが作ったもので勝負しよう。
メンバー自身の色々な考えが変わったことや成長したことはあったりしたと思うが、僕の立ち位置は前回と変わらずにいた。
ここの僕の立ち位置は曲げなくていい。

レコーディングが完パケする段階に入りアルバムのタイトルの話になった。
僕はずっと暖めていたアルバムタイトルをそこで提案した。
「Rebuild」

Rebuild=再構築
今までのギャーギャーズを壊してまた構築しようという想いから提案した。
蛭田さんはそのシンプルさにあまり納得がいってなかった。
そこからアルバムタイトルの案が色々出た。ギャーギャーズらしい良いタイトルもあった。
僕もそれでいいかなと思った。

そこで一旦録った音源の確認に入るため話は中断。
曲を聴きながら色んなことを考えた。

これじゃ今までの僕だ。こわくて言えない。
アルバムタイトルでなんかあったら「みんなで話し合って決めた」だなんつって責任も割り勘。
もうこのスタンスはやめよう。

聴き終わって再度アルバムタイトルの話に。
僕は土下座した。「“Rebuild”でいかせてください」と頼んだ。
これでなにも結果が出なかったら僕のせい。
蛭田さんは折れてくれた。結局あの人は優しい人だ。
そしてレコーディングが終わり「Rebuild」というタイトルのアルバムが完成した。
ドキドキした。僕の意見が通ったこととか達成感や不安や色々。
でももう旗を振ったならやるしかない。

そこからはプロモーション活動。
新しいアーティスト写真もバック白でバシッと決めた今までのギャーギャーズになかった写真に。
メンバーもこんな真面目な写真って感じだったけどこれがいいと言い切った。
そしてMVも僕が最近繋がった、某有名なあれやこれやを撮ってるプロの方に頼んだ。
今までのギャーギャーズはドラマ仕立てMVが多かったがひたすらかっこいい演奏シーンのMVを撮った。

準備は色々整った。

こうして出来たギャーギャーズ2nd mini album「Rebuild」がいよいよ来週6月5日に発売される。
壊しただけで完成じゃない。まだまだ壊すし、再構築なのだから構築しないと。僕の勝負はまだここから。

今回の6曲も本当に捨て曲なし。全部に聴きどころがある。
進化しているギャーギャーズかつ、今までのギャーギャーズらしさもしっかりある。
本当に文句なしのミニアルバムです。

是非手にとって頂きたいです!よろしくお願いします!
(責任あるので)

 

PS.イチローが昔流行語大賞取ったセリフ「変わらなきゃ」ってつくづくいいなと思います。